わたしの冒険日記
 
日々の出来事をブログに書き綴っていきます。
 



友人と宝塚歌劇を観に行ってきました。

先日、宝塚ファンのお友達と一緒に宝塚の舞台を初観劇してきました。もうとっても素晴らしかったです。
皆さんは宝塚の舞台、ご覧になったことはありますか?
実は私の母の実家が兵庫で、だから宝塚というと私の中では、「小豆色の阪急電車に乗った関西のマダム」の印象が強かったんですよね。あとはド派手なメイクと特徴的なしゃべり方の男役さんがいること。芸能界でも退団後に活躍されてらっしゃる方が多いですよね。天海祐希さんとか黒木ひとみさんとか。最近よくお酒のCMで見かける檀れいさんなんかも宝塚出身の女優さんだとか。実際に観に行く前の私の宝塚のイメージは、まあこんな感じでした。

本音を言うと、ちょっと遠巻きにしてたところはありますね。関西マダムをよく目撃したということもそうなんですけど、宝塚のファンの方ってすごく熱狂的なイメージがあって。三十代とかの、それも女性のタカラジェンヌさんに「キャー!」と十代の女の子みたいな黄色い声をあげたりとか。それもみんなでおそろいの服を着て、軍隊みたいに統率のある組織で。ちょっと異質な世界だな、と。自分には一生わからない世界だなーと思っていたんですが。

感想を言えば、ファンはすごかったです(笑)。といっても、私は開演ギリギリに行ったので、出待ちをしているファンの方しか見なかったんですが。劇場前に人だかりがあって、やっぱり皆さん似たような色の服を着てましたね。タカラジェンヌさんが出てくると一斉に「キャー!」。
でもですね、その気持ち、十代の女の子のように黄色い悲鳴を上げてしまうその気持ちが、観劇したあとはわかってしまいました。そりゃああなるよねと。もうそれぐらい素晴らしかったんです。

とにかく宝塚の舞台は夢の世界でした。ディズニーランドなんか目じゃないぜ! って感じですね。有楽町の駅を降りると、やや遠くにカラフルに光るタワーっぽいものが見えるんですね。それが東京宝塚劇場。あの帝国ホテルのすぐ前にあります。そして劇場に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが赤絨毯の敷かれた大きな階段。どこの宮殿かと思いました。その脇には自動演奏のグランドピアノが置いてあって、その日の演目のテーマソングのようなものが流されています。劇場も大きくて、たしか二千人くらい収容できるのかな? 椅子も柔らかく、前の人の頭がぶつからないようになっていて、一階席の真ん中くらいのお席だったんですが案外舞台も隅々までよく見えました。

友人が事前に買っていたパンフレットを見せてもらっていると、やがて開演のアナウンスが。私、知らなかったんですが、宝塚って生オーケストラなんですね。開演前からトランペットの音やバイオリンの音が聴こえるなと思っていたんですが、あれは事前の音だしだったようです。そして舞台の中身の話に移りますが、もう眼福とはこのことかと思いました、大げさではなく。宝塚の舞台って、ものすごく華やかなんです。いくつ電球ついてるの? と思うような舞台装置もそうですし、お衣裳一つとっても、ものすごく丁寧に豪華に見えるように作られていて。そしてなにより舞台の上にいるタカラジェンヌの方たちの美しいこと。もともとのお顔立ちもそうなんでしょうが、あのド派手なメイクが普通に見える(笑)。華やかな舞台の上で、華やかな方たちがしゃべり、歌い、舞い踊る世界を観ることがこんなに幸せだとは思いませんでした。何より彼らが歌う歌や踊りに合わせて観客たちがみんなで手拍子をするんですが、あの一体感がたまらないんです。そこにはもう男とか女とか、若いとかおばさんだとか美人だとか不美人だとか、そういう次元をすべて飛び越えたような一体感がありました。あの感覚は忘れられません。

自分がよもや宝塚にハマるとは思いませんでした。のめりこんだら破産しそう、と思いつつ、宙組のトップスターさんのプロマイドを部屋で眺める日々です。



5月17日(火)15:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

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